Q&A
ナイトフォトまたはナイトラプスの効果的な使用。
A:
夜間撮影は芸術的な写真や独創的な写真を撮るのに最適です。
しかし夜間撮影では、明るい晴天時での写真撮影やタイムラプス撮影に比べ、多くの点に注意しなくてはなりません。カメラは光を集めることで機能し、画像を処理することができます。
夜間の場合、取り込める光が明らかに少なくなるため、カメラは時間をかけて多くの光を取り込む必要があります。カメラが光を取り込んでいるときに、シーン内で動くものがあったりカメラが動いたりすると、画像がブレてしまいます。ナイトフォトもナイトラプスも原理は同じです。ナイトラプスは、指定の時間内に複数の写真を撮り、これらをビデオに統合するものです。
以下のビデオやセクションでは、設定によって夜間撮影の写真がどのように変わるのかを説明します。
このビデオには、ナイトラプスの使い方についての有用な情報が含まれています。是非ご確認ください。
夜間撮影を想定した設定 (シングルフォトまたはナイトラプス):
これらの設定で、ナイトフォトの見え方が大きく変わります。
設定の仕組みが理解できたら、どのようなタイプの撮影をしたいかを決めます。
○ナイトフォトの使い方
○ナイトフォト設定
○ナイトラプスの選択方法
○ナイトラプスの設定
ナイトフォト
ナイトフォトの使い方
HERO12/11/10/9/8 Black:
1. 写真モードが表示されるまで左にスワイプします。
2. 現在の「写真プリセット」をタップします。
3.「ナイトフォト」プリセットをタップします。
HERO7 Black:
1. タッチスクリーン上で左にスワイプし、「写真」を選択します。
2. タッチディスプレイで、左下にあるカメラアイコンをタップします。
3.「ナイト」をタップします。
HERO6 BlackおよびHERO5 Black:
1. ナイトフォトを利用するには、写真モードが選択されるまでモードボタンを短く押します。
2. タッチディスプレイで、左下にあるカメラアイコンをタップします。
3.「ナイト」をタップします。
Fusion (フュージョン):
1. 設定アイコン (レンチ) が表示されるまで、カメラの横にあるモード / 電源ボタンを繰り返し押します。前面のシャッターボタンを押して「設定」を表示します。
2. モード / 電源ボタンを1回押して写真モードの設定を表示します。
・注:「ナイト」が表示されている場合はナイトフォトが有効になっています。写真を撮影するには、そのまま「設定」を終了して「ナイトフォト」に移動します。
3. モード / 電源ボタンを1回押して「写真」を強調表示してから、「ナイト」が表示されるまでシャッターボタンを繰り返し押します。
HERO5 Session:
1. ナイトフォトを利用するには、「カメラ設定」が選択されるまで、メニューボタンを選択します。
2. 「シャッターボタン」を押して、ビデオアイコンを強調表示し、写真アイコンが表示されるまで再度「シャッターボタン」を押します。
3. メニューボタンを再度押し、「写真」という単語を強調表示させます。
4. シャッターボタンを押して、モードを「ナイト」フォトに変更します。
・GoPro Quik (クイック) に接続していると、ナイトフォトの設定や変更が簡単に行えます。
HERO4:
1. ナイトフォトを利用するには、「写真」が選択されるまでモードボタンを選択します。
2.「設定 / タブボタン」を押して、モード設定を「ナイト」に変更します。
ナイトフォト設定 (モデルによって異なります):
Protuneの設定 (設定による効果の違いはこちらの写真をご覧ください):
ナイトラプス
ナイトラプスの選択方法:
HERO12/11/10/9/8/ Black:
1. タイムラプスモードが表示されるまで右にスワイプします。
2. 現在の「タイムラプス」のプリセットをタップします。
3.「ナイトラプス」をタップします。
4. 写真を1枚ずつ撮影するか、画像ファイルをつなぎ合わせてビデオを作成するか選択します。「写真」を選択すると個々の写真が大量に生成され、これらを手作業でタイムラプスに統合しなければならなくなります。写真は数百あるいは数千にも及ぶ場合があります。これらをつなぎ合わせるつもりがなければ、「ビデオ」を使用します。
a. 写真とビデオを切り替えるには、「ナイトラプスのプリセット楕円ボタン」を長押しします。
5.「ビデオ」または「写真」をタップします。HERO12/11/10/9/8 Blackの場合、「フォーマット」をタップしてから、「ビデオ」か「写真」を選択します。
HERO11 Black Mini
ERO11 Black Miniではナイトラプスビデオが利用できます。
1. 「ステータス / ペアリングボタン」を1回押して、「設定」を表示します。
2.シャッターボタンを1回押して、ビデオモードを表示します。
3.「ナイトラプス」が表示されるまで、「ステータス / ペアリングボタン」を軽く押します。
4.「シャッターボタン」を押し、「ステータス / ペアリングボタン」で移動しながら他の設定をそれぞれ変更します。
HERO7 Black:
1. ナイトラプスを有効にするには、タッチスクリーンを右にスワイプして「タイムラプス」モードに入ります。
2. タッチディスプレイで、左下にあるカメラアイコンをタップします。
3.「ナイトラプスフォト」をタップします。
HERO6 BlackおよびHERO5 Black:
1. ナイトフォトを利用するには、「タイムラプスフォト」モードが選択されるまでモードボタンを短く押します。
2. タッチディスプレイで、左下にあるカメラアイコンをタップします。
3.「ナイトラプスフォト」をタップします。
Fusion (フュージョン):
1. 設定アイコン (レンチ) が表示されるまで、カメラの横にあるモードボタンを繰り返し押します。シャッターボタンを押して「設定」を表示します。
2.モードボタンを1回押して写真モードの設定を表示します。「ナイト」が表示されている場合はナイトフォトが有効になっています。写真を撮影するには、そのまま「設定」を終了して「ナイトフォト」に移動します。
3.モード / 電源ボタンを1回押して「写真」を強調表示してから、「ナイト」が表示されるまでシャッターボタンを繰り返し押します。
HERO5 Session:
1. ナイトフォトを利用するには、「カメラ設定」が選択されるまで、メニューボタンを選択します。
2.シャッターボタンを押して、ビデオアイコンを強調表示し、「円形のアイコン」が表示されるまで再度シャッターボタンを押します。
3. メニューボタンを再度押して、TL-XX"アイコンを強調表示させます。
4.シャッターボタンを押して、モードを「ナイトラプスフォト」に変更します。Quikアプリに接続していると、ナイトフォトの設定や変更が簡単に行えます。
HERO4:
1. ナイトフォトを利用するには、「写真」が選択されるまでモードボタンを選択します。
2. 設定 / タブボタンを押して、「モード」設定を「ナイト」に変更します。
ナイトラプスの設定
ナイトラプスで有効にできる設定は次のとおりです (GoProモデルによって異なります)。
Protune (プロチューン) 設定(以下の画像を確認して、これらの設定が結果の画像にどのように影響するかを理解してください)。
ナイトフォト / ナイトラプスのヒント
Protune (プロチューン) の設定が画像に与える影響
注:すべての画像は、GoPro Quikで制御してカメラを安定させ、HERO12 BlackをVoltaに取り付けて撮影したものです。
シャッター:画像センサーが光を取り込んでいる時間。
シャッター:自動 | WB:自動 | カラー:ナチュラル | ISO:100/800 | シャープネス:中 | EV:0
シャッター:30秒 | WB:自動 | カラー:ナチュラル | ISO:100/800 | シャープネス:中 | EV:0
前景を明るく見せます。露光過多のため、光源近くのディテールが失われています。光の動きはすべて筋になって表示されています。それ以外のシーン内の動きはすべて、旗の動きからもわかるようにブレた状態になっています。
ホワイトバランス (WB) では、全体の色調 (光の冷たさや温かさ) を調整します。
シャッター:2秒 | WB:2800K | カラー:ナチュラル | ISO:100/800 | シャープネス:中 | EV:0
WB値が低いと、冷たさのある青い色調になります。
シャッター:2秒 | WB:6000K | カラー:ナチュラル | ISO:100/800 | シャープネス:中 | EV:0
画面内の光の色合いがずっと温かみのあるものになることにご注目ください。
「カラー」では、カラープロファイルの調節が可能です。
シャッター:2秒 | WB:自動 | カラー:ビビッド | ISO:100/800 | シャープネス:中 | EV:0
「ビビッド」に設定すると、彩度やコントラストが増し、色がより鮮やかになります。下のフラットの画像 (2枚目) と比較すると、建物のれんがや木々の緑など、色の違いがわかります。
シャッター:2秒 | WB:自動 | カラー:フラット | ISO:100/800 | シャープネス:中 | EV:0
カラープロファイルをフラットにすると、明暗部分が詳細に維持されます。このカラープロファイルでは、ポストプロダクションにおいてより多くの調整が可能になります。
ISOは、低光量環境のときにカメラの感度を調整します。
シャッター:自動 | WB:自動 | カラー:ナチュラル | ISO:100/100 | シャープネス:中 | EV:0
ISOを低くするとコンテンツは暗くなりますが、ノイズやグレインが抑えられます。ISOを低い値 (今回は100/100)、シャッターを自動で固定すると、カメラのシャッター時間が長くなり、写真が明るくなります。旗の動きを見れば、写真のシャッター時間が長かったことがわかります。
シャッター:自動 | WB:自動 | カラー:ナチュラル | ISO:800/800 | シャープネス:中 | EV:0
ISOを上げるとコンテンツは明るくなりますが、ノイズやグレインも増える可能性があります。この例では、シャッターが自動に設定されていました。シャッター時間が短かったので、写真はノイズが少なく、暗くなっています。
シャッター:2秒 | WB:自動 | カラー:ナチュラル | ISO:800/800 | シャープネス:中 | EV:0
この写真では、シャッター時間が2秒に固定されていました。特に空や建物の光が当たっている部分など、写真が明るくなっているのがわかります。同時に画質の粗さが目立ちます。これがデジタルノイズです。
「シャープネス」では、画像のアキュータンス (トランジションおよび境界部分の鋭さ) を変更します。
シャッター:自動 | WB:自動 | カラー:ナチュラル | ISO:100/800 | シャープネス:低 | EV:0
この写真にある建物の輪郭や標識の数字「30」をご覧ください。輪郭がはっきりしていません。特に、下のシャープネス「高」の写真と比較すると明らかです。
シャッター:自動 | WB:自動 | カラー:ナチュラル | ISO:100/800 | シャープネス:高 | EV:0
建物の輪郭や標識の「30」がどれほどくっきりしているかがわかります。
露出値の補正 (EV値):露出レベルの微調整に使用されます。シャッターやISOの設定を固定した上で明るさの調整が必要な場合にはEV値を使用します。
シャッター:自動 | WB:自動 | カラー:ナチュラル | ISO:100/800 | シャープネス:高 | EV:- 2
非常に暗いシーンでは、露出補正を落とすことによりさらに暗くなります。
シャッター:自動 | WB:自動 | カラー:ナチュラル | ISO:100/800 | シャープネス:高 | EV:+2
写真が全体的に明るくなっています。