JAF全日本ラリー2018 第2戦「 ツール・ド・九州2018 in 唐津」レポート

2018年4月7日、8日に佐賀県唐津市で開催された「2018年 JAF全日本ラリー選手権第2戦 ツール・ド・九州2018 in 唐津」にて、モンスター・スイフトスポーツZC33SでJN-4クラスに参戦する、西川真太郎選手（Dr.)、本橋貴司選手（Co.Dr）組が、全日本ラリーデビュー戦で無事完走を果たしました。

昨年まではモンスター江戸川のメンテナンスを受け、後輪駆動の「トヨタ86」でラリーに参戦してきた西川選手。今シーズンはマシンをモンスター・スイフトスポーツZC33Sにスイッチしての参戦となり、第2戦が全日本ラリーのデビュー戦となりました。同時に今回はスイフトスポーツ ZC33Sの全日本ラリーデビュー戦でもあり、メディアはもちろん、参戦選手や観客の皆様からの注目も高く、その走りに期待が高まりました。

また、会場にはモンスター田嶋も駆けつけ、西川・本橋両選手を激励しました。

Day1(2018年4月7日)‒SS1～8（42.5km)

大きな注目を集める中、迎えたDay1。市街地は風雨が激しく、山間部では気温が非常に下がり、雨だけではなく雪、あられ、みぞれに見舞われるという悪コンディションとなりました。そのため路面温度が全く上がらず、タイヤも温まらないために、全くグリップ感のない状況での走行を強いられることになりました。結果として、JN-4のトップタイムから176秒差となる4.1秒/km差でDay1をフィニッシュしました。

Day2(2018年4月8日)‒SS9～14（33.3km）

Day2は、Day1とうって変わり、天候は快晴、気温は15℃以上にあがり、湿度もほとんどなく、完全なドライコンディション。路面温度も上昇し、最初のSSから十分なタイヤグリップが得られる状況となりました。Day2⼀本目のSS9（3.66km）では、JN-4のトップタイムからは19秒差、5.2秒/kmの差がありましたが、最終SS14（9.22km）では23秒差の2.5秒/km差までペースを上げることができ、Day2トータルでは112秒差の3.4秒/km差でフィニッシュしました。

ドライバー　西川真太郎選手コメント

「結果としてJN4クラス6位で完走という結果に終わり、FFの駆動方式初体験だったドライバーの観点からもセッティングの観点からも幾つか課題が見つかりましたが、特にDay2は実戦を通じてスイフトスポーツZC33Sの高いパフォーマンスを感じられ、シーズン後半にかけて86/BRZといったライバルと戦える可能性が見えてきました。また、新型スイフトスポーツZC33Sに対する注目度の高さも競技を通じて感じました。マシンのアップデートとセットアップの煮詰めで、より走りやすくエンジョイして戦える仕様になるのではないかと考えています。」

次戦は4月27日-29日、京都府京丹後市にて開催される「NISSIN Rally丹後2018」となります。モンスター・スイフトスポーツZC33Sと西川・本橋両選手の戦いにご期待ください！

• スイフトスポーツZC33Sコンプリートカー