Q&A
Q:GoPro Fusion Studio アプリでビデオをレンダリングする方法
目的は何ですか?
GoPro Fusion (フュージョン) はかつてないほど多機能です。臨場感あふれる素晴らしいビデオを作成したり、そのビデオを従来のビデオに再構成したりすることができます。その性能を最大限引き出す最初のステップは、撮影したビデオ クリップをコピー、編集、およびステッチすることです。このために GoPro Fusion Studio (フュージョン スタジオ) アプリは用意されているのです。
対象製品
GoPro Fusion Studio アプリ - Mac 版および Windows 版
A:手順
ご自分の 360 度映像を YouTube にアップロードする場合は、エクスポート後にこの記事をチェックアウトしてください。
カメラからインポートする
Fusion カメラをコンピューターに接続します。映像をインポートできるように GoPro Fusion Studio アプリが開きます。「Browse Camera Media」(カメラ メディアを表示) を選択すると、インポートを開始します。

GoPro Fusion Studio アプリは両方の SD カードをスキャンし、内容を確認できるように 360 度のプレビューを作成します。

SD アダプター経由の手動インポート
- SD カードを SD カード アダプター経由でコンピューターに挿入します。
- (推奨)ハード ドライブの推奨場所を選択して、GoPro Fusion の概要フォルダーを作成します。このフォルダーにすべての映像が保存されます。
- SD カードの 100GBACK および 100GFRNT フォルダー全体をセッション フォルダーにコピーします。SD カードの LRV/THM ファイルは削除しないでください。
次のステップに進む前は、フォルダーの構成は次のようになっています:

GoPro Fusion Studio アプリを開いて「Find your 360 files」(360 度ファイルを探す) の下の「ADD MEDIA」(メディアの追加) を選択します。

ウィンドウが表示されるので、映像を選択します。特定セッションのフォルダーを選択して、「Open」(開く) をクリックします。「Back」(背面) または「Front」(全面) フォルダーを選択していないことを確認します。

GoPro Fusion Studio アプリで映像がインポートされ、プレビューが生成されます。

プレビューと編集
プレビューの生成が終了すると、左側にビデオが表示されます。サムネイルをクリックすると、右側にプレビューが表示され、再生されます。「360」または「Overcapture」のうち必要なビデオ タイプを選択します。

360 ビデオ タイプを選択すると、「Horizon」(水平) を選択して、 Y-P-R (ヨー、ピッチ、ロール) 設定のためのメディア コントロールにアクセスできます。完全な映像アングルを得られるよう、必要な調整を行ってください。

360 ではなく、「Overcapture」を選択すると、「Horizon」(水平) アイコンが変わります。これには「Ratio」(比率)、「Projection」(投影)、および「FOV」(視野角)が追加されており、「Horizon」(水平) の下に Y-P-R コントロールが表示されます。

次に、「Settings」(設定) - セクションに移動し、「GoPro」または「Flat」(平面) からカラー プロファイルを選択します。多くの色補正を行う予定がない場合は「GoPro」を選択するか、好みに合わせて色設定を手動で設定する場合は、「Flat」(平面) を選択します。

変更が完了したら、「Add To The Render Queue」(レンダリング キューに追加) を選択します。

モーダルが表示され、エクスポート先、360 メディア解像度、優先サウンド設定を選択できます。

プログラムの上部にある「Render」(レンダリング) ボタンの横に表示される数字で、キューが満杯になりつつあることを把握できます。

「Edit」(編集) タブに戻り、追加のクリップをキューイングするか、エクスポートの準備をします。1 つ以上のクリップのエクスポート オプションを変更する場合は、「Render Queue」(レンダリングキュー) の下にあるビデオの名前が表示されているグレーのバーをクリックします。これにより、選択肢に前述のレンダリング オプションが追加されます。

「Video Codec」(ビデオ コーデック) および「D.Warp (Parallax Compensation)」(D.Warp (視差補償)) が追加されたことを確認できます。プロ級の画質を求める場合は、Windows (.avi または .mov) および Mac OSX (.mov) と互換性のある「Cineform '422 High'」(Cineform '422 高') を使用することをお勧めします。解像度 5.2K でビデオをエクスポートする予定の場合もこのオプションを使用してください。ProRes は Apple がサポートする標準コーデックです。Cineform と ProRes は優れた圧縮アルゴリズムにより、H264 と比べて極めて高画質の映像を維持します。値の違い (高 422 と 4444) は、データレートのような最終的なビデオ形式の品質を表しています。「D.Warp」は編集前の継ぎ目映像から視差ラインを取り除き、継ぎ目を見えなくします。これを常にオンにしておくことをお勧めします。
準備ができたら、「Render All」(すべてをレンダリング) を選択して、レンダリングが完了するまで待ちます。このようなエクスポートは完了するまで非常に時間がかかります。たとえば、30 秒間の 360 度ビデオを 4K 解像度でエクスポートすると、最大 12 分かかります。エクスポートを始める前に注意してください。
レンダリングしたビデオの推奨位置を変更するには、ユーザー設定で行います。
レンダリング位置を変更する
Mac では、メニュー バーの「GoPro Fusion Studio アプリ」を選択し、「Preferences」(ユーザー設定) をクリックします。そこに位置を変更するオプションが表示されます。

Windows コンピューターでは、GoPro Fusion Studio アプリ ウィンドウ上部の「Edit」(編集) をクリックしてから、「Preferences」(ユーザー設定) を選択します。
フリーズしたり応答しないなどレンダリングで問題が発生する場合は、空き領域が十分にあるハード ドライブにエクスポートしてレンダリングしてください。
- ビデオのサイズは、選択したビデオ コーデックやレンダリングしたビデオの長さによっては、元のファイル サイズよりもかなり大きくなります。エクスポート先に空き容量が十分にあることを確認してください。エクスポートが遅い場合は、外付けハード ドライブに変更してみてください。
- エクスポート先を外付けハード ドライブに変更する際は、ハード ドライブが適切にフォーマットされていることを確認してください。たとえば、USB メモリーにエクスポートするときは、FAT32 ではなく exFAT でフォーマットされていることを確認してください。