浮揚式津波洪水対策用シェルター SAFE+(セーフプラス)の主な特長

「浮いて守る」-浮揚式津波洪水対策用シェルター SAFE+(セーフプラス)-

▲ 600シリーズ

「浮揚式津波洪水対策用シェルター SAFE+(セーフプラス)」は、津波襲来の際には内部に人が避難し、水面に浮いて難を逃れます。生活の場にあって、お子様や足を患っている方、また、車いすの方でもすぐに乗り込めるというメリットがあります。防潮堤や避難タワーなど既存の津波対策を補完し、人々に寄り添う防災対策として津波対策をより厚くすることができます。

モータースポーツから生まれた、強靭で不沈な構造

モータースポーツでは、「速さ」と同等以上に、ドライバーを護るための「安全性」が重視されています。浮揚式津波洪水対策用シェルター SAFE+(セーフプラス)は、30年に渡りモータースポーツで培った設計・製造技術を駆使し完成しました。

シミュレーションと様々な衝突試験によって強さを実証。 速度10m/sの津波を想定して衝突実験を実施し強度を確認しています。

試験の様子を動画でもご覧頂けます>>  水上落下試験  地上落下試験

180°転覆状態から復原

上部は軽量なサンドイッチ構造、下部は耐貫通性が高い厚板の単板構造、モータースポーツのノウハウを活かした低重心設計です。波にもまれ転覆した場合でも、復原性が強いためすぐに元に戻ります。

復原する様子を動画でもご覧頂けます>>  180度復原試験

四角いカタチには意味がある-専用設計だからこそ得られるメリット-

「浮揚式津波洪水対策用シェルター SAFE+(セーフプラス)」は、津波洪水用シェルターとして専用設計されています。四角い箱型の形状は、いくつものメリットを生み出し、津波・洪水から命と財産を守るだけでなく、皆様の生活に様々なメリットをもたらします。
【1】津波・洪水シェルターは「いかに上手く流されるか」が重要です。多くの流木や瓦礫、幅の狭い流れの条件でもスタックしないように、できるだけ凹凸の無い形状が津波・洪水専用シェルターとしての合理的な設計なのです。
【2】箱型の形状はスペース効率が良く、広々とした明るい室内をもたらしました。また、低い位置に取付けられた大きなドアは乗り降りも容易で、日頃から様々な用途で使用することができます。日常からシェルターに接していることで、いざ避難する際の心理的負担を軽減します。

使い勝手が良い広々した室内

▲ 600シリーズ

 

▲ 300シリーズ

シートには4点式シートベルトを標準装備。大きく揺れたり転覆した際でも体をしっかりと固定。 また、車イス用の固定金具/ベルトも装備可能です。

移動・設置が簡単低コスト 仮設用途にも対応

ユニック付のトラック(600シリーズ:4トン以上 / 300シリーズ:2トンワイド以上)に積載し、1人でも移動・設置が可能で、低コストで運搬できます。底面が平らなため特殊な架台は不要。常設の他、仮設用途にも対応。軽量なため、タワーの上や建物の屋上等どこへでも簡単に設置できます。

乗り降り容易な低いドア

ドア位置が低いため、お子様や歩行困難な方でも素早く乗り降りできます。オプションのスロープを使用することで車イスのままでの乗り込みも実現しました。また、浮いた状態でもドアを開閉でき救助活動にも対応します。

収納庫と採光窓で快適な空間に

■収納庫■
20人×3日分(600シリーズ) / 8人×3日分(300シリーズ)の非常用食料や水を保管しておける収納庫を備えています。また、座席下の空間も収納庫として利用可能。毛布など、避難生活に必要な物を収納できます。

■採光窓■
天井に開閉式採光窓を装備。換気を行える他、緊急時には外に出ることができます。

普段も使える多用途性

平常時は、事務所や休憩所、集会場、備蓄倉庫、勉強部屋、イベント時の救護所など、日常生活の中で様々な用途で利用できます。 津波が来ない期間も有効利用することで、設置コストを回収することができます。